毎年12月中旬に発表される「今年の漢字」。

一年の世相を表す漢字一文字が一般応募で募集され、一番数が多かったものが選ばれるということで毎年確かに納得できるという漢字が選ばれますよ。

 

テレビのニュースで「今年の漢字」の発表風景が流れるのを見て、この漢字を書くお坊さんは誰なんだろうと思ったことはありませんか?

そこで今回は、

  • 「今年の漢字」を書く人は誰なのか、また毎年同じ人なのか?
  • 揮毫者の読み方や意味は?
  • 今年の漢字の発表場所はどこなのか?

についてみていきたいと思います。

 

この記事を最後まで読んで「今年の漢字」を書く人や発表場所について知ることによって、ニュースを見る感想も一味違ったものになりますよ!

【関連記事】
今年の漢字2022年の応募方法は?歴代一覧と理由から候補も予想!

Contents

スポンサーリンク

「今年の漢字」を書く人は誰?

「今年の漢字」を発表するニュースで、大きな和紙に向かって特大の筆でお坊さんが体全体を使って漢字一文字を書いている姿が印象的ですよね。

このお坊さんは、京都・清水寺の貫主(住職)・森清範(もりせいはん)さんです。

森清範さんは、1940年(昭和15年)に京都で生まれ、1963年(昭和38年)に花園大学を卒業して清水寺・真福寺住職に就任しています。

 

森清範さんは日本漢字能力検定協会が1995年に「今年の漢字」を開始して以来、発表時には巨大な和紙に漢字を書いていて、漢検協会に不祥事があった2009年には「今年の漢字」への協力を拒否する姿勢をみせました。

ところが協会が新体制になったことから2009年も森清範さんが今年の漢字を書くことになり、現在まですべての年で書いています。

 

この「今年の漢字」の発表時に書く漢字は、事前に知らされることはなく、発表当日の朝に漢検の理事長が中身の見えないように二重の封筒に入れられた今年の漢字を森清範さんに手渡します。

そういったこともあり、事前に森清範さんが漢字を知ることはできないので、練習することもできずぶっつけ本番で書くということもあり、多くの観客やマスコミの前でかなりの緊張感の中で書くんですね。

 

今までに森清範貫主によって書かれた書は、10月19日から京都・祇園にある漢字ミュージアムの「今年の漢字展」で展示されているのでぜひ生で見てみたいですね!

「揮毫者」の読み方や意味は?

ニュースや記事などで森清範貫主のことを「揮毫者」と紹介していることがよくありますが、これはどのような読み方をして意味は何なのだろうと思ったことのある方もいるのではないでしょうか。

「揮毫者」は「きごうしゃ」と読み、揮毫をする人という意味です。

 

「揮毫」とは本来の意味では毛筆で言葉や文章を書くことで、筆で書かれていればすべて揮毫なのですが、現在一般的に使われているのは、著名人や書家などが書いた価値のある書のことが揮毫と呼ばれています。

「今年の漢字」はただ書くというだけではなく著名な方が書くという意味で、森清範貫主のことを揮毫者と呼ぶんですね。

スポンサーリンク

「今年の漢字」の発表場所も紹介!

今年の漢字が京都・清水寺で発表されることはニュースでもよく取り上げられ知っている方も多いことと思います。

では中継されているあの場所は清水寺の中のどこなのでしょうか?

 

今年の漢字が発表される場所は、清水寺・奥の院で、有名な清水の舞台をバックに発表されます。

 

動画を見るとおわかりになるかもしれませんが、実際に奥の院で今年の漢字を揮毫する様子は、マスコミ等の報道陣のみが見ることができます。

また奥の院だけではなく、背景となる清水の舞台も入場規制がかかったりして、今年の漢字の発表日当日の清水寺観光は避けたほうがよさそうですね。

 

目の前でみることはできませんが、14時前後という時間から発表日当日のミヤネ屋やニコニコ動画などで生中継されることが多いので発表日当日はテレビやネットで生中継を見て、実際の書自体は10月19日から展示されている漢字ミュージアムに見に行くのがおすすめです。

まとめ

今回は年末の風物詩である「今年の漢字」を書いているお坊さんは誰なのかや、発表場所は清水寺のどこなのかなどについて見てきました。

  • 「今年の漢字」を書く人は毎年同じで清水寺貫主・森清範
  • 「揮毫者」とは毛筆で書く人(著名な書家)という意味
  • 「今年の漢字」発表場所は清水寺・奥の院

 

今年の漢字が発表されるといよいよ年末まではあっという間に過ぎ去ってしまいます。

平成最後の今年の漢字が何になるのか楽しみにしながら待ちたいですね!

【関連記事】
今年の漢字2022年の応募方法は?歴代一覧と理由から候補も予想!

スポンサーリンク